大腸がんが転移しやすい臓器としては、肝臓、肺、腹膜が挙げられます。こうした臓器に転移が起こると、手術によって腫瘍を切除することが難しくなります。完治を目指す上で、手術は効果的な方法ですが、広範囲に腫瘍が広がってしまうと、実施が難しくなってしまうのです。
そのため、大腸がんが転移した後には、手術だけではなく、ラジオ波治療や放射線治療、抗がん剤治療を行うことになりますが、これらには副作用が伴いますし、手術ほど短期間で劇的な効果を上げられるわけではありません。
早期発見に失敗することは、末期大腸がんに近づくだけではなく、転移によって他の臓器にも脅威を及ぼすことになるのです。検査においては、腫瘍マーカーやCT検査、MRI検査などの画像診断を転移の有無や状態を調べるために使用します。また、転移の有無は(病期)ステージの判定にも用います。
転移した大腸がんに対し、どのような治療法を用いたらいいか迷ってしまい、主治医との話し合いでも解決しないと考える時には、セカンドオピニオンを求めるのも、一つの方法です。名医と称される専門医から、どのような方法で治療するのがベストと考えるかを聞くことによって、主治医の方針に心から賛同できるようになることもありますし、新しい方法が見つかるかもしれません。
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